●201 深林の逍遙 しんりんのしょうよう 〇ひるなおおぐらくしげるもりの

 表題:深林の逍遙
 読み:しんりんのしょうよう

 収録:(A)高等女學校音樂教科書 2 渡邊彌藏,山本壽共著 大阪寶文館 1929(S.4).9=初/1930(S.5).11=訂正再版 ◎[A3-18],Copy=(K73)

 記譜:単声(伴奏なし) ニ長調 6/8

 インチピット:ド|ミミソソ|ドシラソミ|ファソミド

 曲:民謡(Volkslied)
 詞:犬童球渓


[詞] ※高等女學校音樂教科書 2より

1.晝なほ小暗く茂る森の 落葉をふみつゝひとり行(ゆ)けば
  岩間の流れは低く谷に 友呼ぶ小鳥は高く木々に あれ妙に歌ふ

2.日光(ひかげ)もさし來(こ)ぬ深きみ山 踏み行く小徑は苔滑(なめら)か
  人里隔つる山の奥に すめるは木樵(きこり)かなびく烟(けむり) あれ斧のひびき

  ※1番最後の あれ共に歌ふ の「共に」が斜線で消され「妙に」に変更されている(楽譜はトモニ)。教科書は球渓本人が所有していたもの。

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